積極性のない人は向かない

独立までに自分自身が成長するためのキャリアプランの一環として、ベンチャー企業で働くことのメリットは大きいですが、誰にでも向いているとは言い難い側面もあります。自分自身の特性をベンチャー企業で活かせるかどうか不安があるならば、ベンチャー企業に向いていない人の特徴と照らし合わせて考えてみることをおすすめします。
不平不満をすぐに言ってしまう人

どんな仕事をしていても、少なからず不満を持つことは誰にでもあるものですが、それをいつも口に出して愚痴を言ってしまいがちな人は、ベンチャー企業には向いていないかもしれません。ベンチャー企業は自由な反面整備されていないルールなども多く、発展途上なので社内事情は常に変化していきます。場合によっては手探りの状態で仕事を開拓していかなくてはならない時もありますが、そのような環境でネガティブ思考にとらわれてしまうと、できるものもできなくなってしまいます。改善点があって当たり前という考え方でポジティブに問題に取り組む姿勢がないと、できないことを環境のせいにしてしまう恐れがあります。ベンチャー企業だけでなく、何事もネガティブに物事を捉えてしまいがちな人は成長してくことが難しく、成長できないのも環境や人のせいにしてしまいかねません。
指示がほしい人
何をするにも第三者の許可や指示がほしい人や、黙々と作業だけをしていたい人などはベンチャー企業には不向きです。そのような人は指示されたことを正確に行うことを求められる職業に就くべきで、主体的に仕事を見つけていかなければならないベンチャーの仕事は無理と言ってもいいほどです。学歴や資格などがあるというのは持っている能力の目安にはなりますが、実践で活躍できる人材であることを証明するものとはなりません。真面目に仕事をすることはとても大切ですが、ある意味真面目すぎて自由の使い方がわからず、物事を型にはめないと考えられないようなタイプの人は、ベンチャー企業にとって欲しい人材ではないのです。厳しい表現かもしれませんがこれも現実です。
クリエイティブな思考が苦手な人
ベンチャー企業で働く人は、自分から仕事を提案し、新しいアイデアを常に考える必要があるので、積極性やアイデア力が高い人にとっては楽しくてやりがいある仕事ですが、クリエイティブなことが苦手な人にとっては毎日が苦難の連続で辛い仕事でしかないかもしれません。また、アイデアは頭の中に浮かんでいても、それを具体的に提案するだけの積極性がないと、ベンチャー企業で働くことは難しいでしょう。
ベンチャー企業に向いていない人が優秀な人材ではないということではなく、あくまでも職業に対する向き不向きの問題であることを理解しておくようにしましょう。